Established Since 1980 The Ichikawa Opera.

About

オペラ。
英語・イタリア語では「Opera」、演劇と音楽によって構成される「歌劇」とも呼ばれる舞台芸術。

日本でのオペラの歴史は1894年に、東京音楽学校(現東京芸術大学)奏楽堂で、
グノー作曲のオペラ『ファウスト』の第1幕が上演されたのが始まりで、これが日本におけるオペラの起点となった。

その後1911年に帝国劇場に歌劇部が併設されたり、また大正時代には「浅草オペラ」がオペラの大衆化へと導き、
またオペラの本場ヨーロッパで学んできた歌手の有志によるオペラ団の設立等によって、日本と言う土壌に着々とオペラが根付いていくこととなる。
その中1980年に、地元市川市を始めとする地域の理解に恵まれ、主催者の木村珠美によりヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」が上演された。

これはひとつのエポックである。人口10万にならないドイツの小都市ですら、
それぞれが歌劇場を持ち、専属のプロの歌手、オーケストラ、合唱団、音楽監督が存在するが、
日本においても、「地域の劇場でオペラを公演する」という形は、市川市のように地元の協力なくしては実現できないことである。

日本のオペラの時代はこれからである。

市川オペラは早くも創立30年以上を迎えている。オペラを鑑賞した事のない方々にオペラの楽しみ方を紹介する「入門編オペラ」を実施するなど様々な活動を続けて、いまでは市民の多くのから厚い支持を得ている。市川オペラ振興会は創立30年以上の歴史の中で、日本のオペラを市川市と市川市民は育てているといえる。